下のほうのネタ(といっても自分向けメモ)にquastさんからいただいたコメントにレスしようとしたら、文字数大杉だ( ゚Д゚)ゴルァといわれてしまったので、ネタにします。
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プレビューというシステムは、必要なのだけれど、とっても危うい制度ですよね。だって、客に見せるけど、これはまだ本式のものじゃないのよっていってるわけですから。この制度はメディアとのオープニングデイまではレビューをかかない約束という合意で成り立ってきたわけですが、ネット時代の到来はそうした微妙な合意を吹き飛ばす状況にありますね。
私個人としては、金とってカーテン開ける以上、製作者はまな板の上のマグロ(あれ?鯉だったかな?)になる覚悟が必要だと思います。演劇というものは表現の自由の原則のもとに成立している制度ですから、それにかかわるものは、その原則に忠実であるべきでしょう。ですから、一番乗りレビューは問題なしだと思います。
ATCなどの一番乗りレビューが問題になるのは、我々観客がいままでレビューの良し悪しを内容から判断する方法を発達させてこなかったからでしょう。つまり、レビューが影響力があるかどうかは内容がどうかではなく、どのメディアにのったかで決まってきました。BenタンがNY Timesに書けば中身はどうあれ、影響力があり、その中身がいいかわるいかについてはあまり問題にならなかったような気がします。でもATCのアマチュアによるレビューは中身が玉石混交です。だから、それを中身で評価する方法が確立しないと、混乱のもとになるでしょう。
でも、むずかしいでしょうねぇ。だってBenタンのようなプロのものからATCの単なる芝居好きのものまで、ジャーナリスティックな批評というのはいわゆる「印象批評」で、要するに高級感想文なのですから。それを読んで間違っている批判しようとしても「俺はそう感じたんだどこが悪い」と言われればそれまでですから。
あれ?軽くレスするつもりか何長文書いてんだ?まあ、今日は書くネタ無いからいいけど。