ただいまこちらの時間で水曜日未明(3:30am)。大統領選挙の大勢はほぼ現職のBushの勝利に決まりそうであるが、なんやら、前回の選挙みたいなもめごとが今回もおきそうな気配が出ている。今回の「天王山」となっているのはOhio州で、開票の結果自体はBushが十何万票かの差をつけて勝っているのだが、Provisional Ballot(
海外在住者、海外派遣中の軍人の票)なるものがあって、それ次第ではKerry陣営はOhioを取れる可能性があるとみているらしい。かくして前回と同じ弁護士が行方を左右する選挙という、いかにも訴訟社会アメリカ的ではあるが、歓迎はできない事態になる目がでているのだ。
ただ、今回は前回のFloridaに比べてかなり差が大きい(前回のFloridaでは差が数千票、最終的には五百票ほどだった)こともあって、逆転の目は少ないようだ。また、他の州(Iowaなど)の行方次第では、Ohioをとっても届かない可能性もあるので、そこまで行くかどうかはわからない。ただ、お祭りとしての選挙の締めの部分となる、負けた候補のConcession Speech(負けを認め、勝者をたたえるスピーチ)、新大統領の勝利宣言、という、盛り上がりの場面はどうも数日はきそうもない。
大統領選挙に関しては、以下のブログをぜひ読んでくださいませ。
アメリカ大統領選挙 by snowさん
大統領の独り言 by presidentbushさん
また、関連記事が
aradasさん、
mkroseさん、
raphieさんからも出ています
あ、ちなみにこの記事のタイトルはミュージカルの"Wonderful Town"の有名なナンバーの一節からとってます。やっぱここはミュージカルブログなんですな。
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追記:
Provisional Ballot(暫定票)を勝手に海外在住者の票とごっちゃにしていたのは私の無知だったようです。上のpresidentbushさんのブログで
暫定票とは何かについての解説がありますので、ぜひお読みください。なぜKerry陣営が「まだ暫定票がある~」といきまいているのかがよくわかります。暫定票の多数はKerryにいくらしいことがわかっているからですね。