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"Everything in Life is Only for Now."
これはB'wayのヒット作“Avenue Q”の最後の台詞です。 人生いいときも悪いときも決していつまでも続くわけじゃないんだから、投げず、腐らずその時々をなんとかやっていこうや。 この作品の根底をなすこのメッセージ、このブログのタイトルにしました。 ありがとう、エキブロ新聞 フォロー中のブログ
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NHLのシーズンキャンセル、こうなる可能性が高いことは分かっていてもやはり納得いかない。今のところ、双方がお互いを非難しあうという、ごく予想された展開で、今後どうなるかなんていうのはまだまだ読めない状態だ。 で、一応俺は経営学の専門家で、労使関係や交渉というのも一領域なので関心がある。そこでとりあえず今の段階で考えられることを書いておく。 俺が今思うのは、今回交渉が決裂して両者痛み分けというか、両者が敗者となった背景には、前回の労使交渉(1994-5)で、選手組合側が一方的な勝利を収めたことから来るつけのようなものではないかということ。 交渉で成功したどうかを、客観的に判断するためのひとつの基準が、「双方が勝利を宣言できるような内容であること」というのがある。これは別にお互いに優しくというような感傷的な見地から言われているのではなく、冷徹に功利主義的な観点から見ても、一方的にどちらかが勝利を収めるような交渉は長期的にはどちらにとっても害になるケースが多いということだ。 NHLとNHLの選手組合(Players' Association = PA)が衝突するのは、過去15年でこれが3回目だ。前回は1994年から95年にかけてであって、この時はシーズンの半分が失われている。実はこの時の労使紛争、あとから分かったことだが、PA側のほぼ一方的な勝利に終わっている。NHL側はそのときもサラリーキャップの導入を図ったものの、キャップはおろか贅沢税(高額で選手と契約しようとするチームは、サラリー以外にそれ相応の額のお金を「税金」としてリーグの納めることを強制して、サラリーの高騰を抑えようというシステム)さえも導入できずに終わった。PA側が「キャップも贅沢税も一切受け入れない」という姿勢を貫いたのに対して、オーナー側がシーズンのキャンセルを恐れ、キャップや贅沢税無しでも収益を得られるチームのNYRやTORが圧力をかけて、交渉締結に至るよう折れさせたというのがその背後で起こったことらしい。団体交渉の鉄則である「団結が先に崩れたほうが負け」がそのまま出たわけだ。 で、1995年に締結した労使協約は、その後のサラリーの高騰を全く防ぐことが出来なかった。基本的には市場競争を容認するシステムだったのである意味当然だ。また、1995年当時には、まだスポーツバブルは弾ける前の状態で、収入増への見通しも明るかったのだが、実際にはNHLは北米のプロスポーツの中でも一番のババを引くこととなり、収入の伸び悩みと、サラリーの高騰による費用の増加を招くこととなった。ここ数年に発生した弱小フランチャイズの倒産劇はこうして引き起こされたわけだ。 このように、労使交渉やビジネスの交渉において、一方が大きく勝利し、他方が一方的に損害を受けるような契約がなされたとき、お互いには必要以上の敵対心が生まれることになる。1995年から協約の失効まで、NHLのオーナー側は、この契約の内容を不公平だと感じ、一方的に搾取されていると感じ続けてきた。(もちろん、契約に合意したオーナー達の自業自得ではあるのだが、理屈で納得するというのと感情的に受け入れるというのは別問題。)そして、「次回こそは負けられない」という窮鼠のような不退転の決意で、今回の労使交渉に臨んできた。一方でPA側は、前回の「勝利」から、「一歩も引かなければ、オーナー側の結束は崩れる」ということを「学習」してしまっているのだ。それが故に、とにかく一歩も引かずオーナーの(サラリーキャップ導入の)要求をはねつけ続けるという態度を取り続けた。また、NHL側は「今回負けたら身の破滅」という危機感と「前回は結束が崩れて負けた」というこれもまた「学習」があるので、こちらも頑なな態度を崩さなかった。かくして、交渉が一向に進展しないままに、年を越して、最後の最後まで来てしまった。 この最後の土壇場の段階で分かったことだが、PA側は実はサラリーキャップを受け入れる用意があったのだ!あったことはあったのだが、それを言い出したのが遅すぎた。NHL側がシーズンのキャンセルを宣言する前日のこと。これに反応してNHL側も新たに交渉に入ったのだが、キャップの額をいくらかに設定するかで折り合いをつける時間がなくて、タイムアップになったという次第。 このPAのやりかたは交渉術という観点から見るととってもお粗末なものだ。サラリーキャップの導入が最大の争点となっている労使交渉で、それを受け入れる用意があったということは、PA側はいわば「切り札」を持っていたことになる。そうなると問題は、いつ、どのタイミングでその切り札を切り、それと引き換えにどれだけ多くのものを得るかということになる。ところが、PAはその切り札を最後の最後まで切らずに「腐らせて」しまった。何故ならそのカードを切ったときにはすでに時間切れで、相手がそれに対応することが出来なかったからだ。つまり、切り札を無駄にしてしまったことになる。 何故こうなったか?理由は、前回の交渉のときに一歩も引かないという態度で勝利を収めたということが、常に頭にあったからだと思われる。人間一度成功するとそのレシピから逃れるのは大変なことなのだから。 だが、今回はオーナーの方も学習していた。つまり、今回は絶対にPA側の強硬な態度にも屈しないという態度を取り続けたのだ。この頑なさもまた、交渉術においては決して誉められたものではない。 まとめるとこんな感じになるだろうか?労使交渉でどちらかが一方的に勝利を収めると、その協約の期間中は勝者はいい思いをすることになる。しかし、協約には必ず失効があり、再び交渉を行わなければならない時がくる。その時、前回の敗者は絶対に負けられないという敵対心を養い、一方で前回の勝者は前のときと同じ要領で勝とうとする。かくして、交渉は決裂し、両者が敗者になるのである。 NHLとPAの関係は、今回のシーズンキャンセルで益々関係が悪化したのではないか?来シーズンがまともの始まるかどうかさえも定かではない。
by sabretoothjapan
| 2005-02-18 17:51
| Hockey
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