さて、今日のB'wayは大きなイベントが2つあった。ひとつは、"The Light in the Piazza"がオープンしたこと。もうひとつは、"Sweet Charity"がChristina Applegate主演で始まったことだ。
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まずは"Piazza"のレビューからだが、これは注目だった。この作品はATCなどの掲示板で、秀作か駄作かという見解が真っ二つに分かれていたのだ。ここでも取り上げたストーリーの曖昧さや、芸術性の高いスコアが、それを成功とみるか失敗を見るかにはっきり別れたようだ。それらを踏まえて、各紙の批評家達がどう見るかで、夕方からATCに何人か張り付いて、批評があがってくるのを待っていたようだ。
まだ、全部は集まってないので、これからも足していく。
NY Times (Ben Brantley)
"Encourangingly ambitious and discouragingly unfulfilled"(「(この作品が目指しているものは)励まされるべき野心的なものではあるが、(その狙いは)落胆させられるまでに満たされずに終わっている」という言葉に表されるように、作品そのものについてはネガティブ。
NY Daily News (Howard Kissel)
とにかくAdam Guettelのスコアへの評価が高い!
NY Post (Clive Barnes)
(こちらは否定的)
AP (Michael Kuchwara)
(これはべた褒め。)
Washington Post (Peter Marks)
(こちらも高い評価)
Broadway.com (Eric Grode)
(Vicotria Clarkは誉めているが、作品には辛め)
Talkin' Braodway (Matthew Murray)
(この人が誉めるショウっていうのはあるのだろうか…)
こうしてみると、割れたね~、評価が。予想通りというべきか?
すべての批評に共通しているのが、Victoria Clarkに対する賞賛。これを見て一番やばいと思っているのは実は"Little Women"のプロデューサーなのではと思ったりする。何しろ、それまで、Sutton Fosterが主演女優賞のフロントランナーのように言われていたのが、突如、強力な対抗馬が出てきたのだから。しかも、役でいったらシリアスなClarkの役のほうが、賞が行きやすい。
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さて、Applegateのほうだが、果たしてATCに一番乗りレビューが出ている。(リンクはすべて賞味期限付き)
この人の辛目の評価に対して、やはり今日の公演をみたDanny氏が激賞をもって絡んでいる。この作品に関しては、普段の辛口が嘘のようにべた褒めを繰り返すDanny氏であるが、なんとまあ、この3日間、このショウに通っているんだそうな。
でも今回の彼はどっか変よ。
"Funny how two people can see the same show and come away with entirely different perspectives. Duh..."
ってなあ~。今までATCで皆が誉めるショウを、ただ一人けなしてきたのは、彼なんだけどなあ。それが意見の相違がここまであるのって奇妙だなどと発言するとは。
それとまだApplegateは100%の体調ではないようだ。無理して出て、ひどいことにならなければいいが。