quastさんのところですでに紹介されているのだが、"Manbo Kings"のショウ・ドクターの演出家として、Jerry Mitchellが入り、さらには、作詞・作曲家としてJason Robert Brownが入るらしい、というのが
金曜日のMichael Riedelのコラムに出ていたので、ここでも紹介。
正直言って、この段階で、根本的にいじらねばならないというのはつらい。オープンをのばすといっても限界があるだろうし。
といっていながらも、過去にそんなひどい状態からショウドクターの手によって不死鳥のごとく蘇ったショウもあるわけで、ここはつべこべいわず静観モード。
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USA Todayの記事で、Tony賞で6部門をとった、
"The Light in the Piazza"が好調に動員率と売り上げを伸ばしているという話。
基本的には、ここに書いていることに異存はない。こういう、地味な芸術的なショウが、マニア以外に振り向かれずにいるうちに、トニー賞をきっかけとして、一気に脚光を浴びるというのは、久しぶりだし、トニー賞を今後盛り上げるためにはいい傾向だと思う。
だが、この記事の表の部分だけは気に入らない。これだけみると、トニー賞後の、"Piazza"の売り上げだけが飛びぬけて増えた(28%)ように見える。しかし、これには罠がある。比較対照となっている例えば"Spamalot"だが、トニー賞の前の段階で、すでにチケット完売状態であり、これ以上売り上げが伸びようがなかったのだ。俺から見ればそんなショウが、8%近く伸びているほうが、むしろ凄いと思う。恐らく、プレミアムシートの売り上げが伸びたのではないだろうか。