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"Everything in Life is Only for Now."
これはB'wayのヒット作“Avenue Q”の最後の台詞です。 人生いいときも悪いときも決していつまでも続くわけじゃないんだから、投げず、腐らずその時々をなんとかやっていこうや。 この作品の根底をなすこのメッセージ、このブログのタイトルにしました。 ありがとう、エキブロ新聞 フォロー中のブログ
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毎度お世話になっている、snowdropさんのところの「それはナシでしょ」を拝読して、ちょっとびっくりしました。読んでいただけると分かるのですが、ようするに、宿題代行サービスなるものがあるのよというニュース。私が驚いたのは、そういうサービスがあるということではなくて、その業者が、そのことをあっけらかんとして、公の場で語っていることです。 確かに、宿題に「他人に手伝ってもらう」という側面は付き物ですよね。私自身、小学校の時の家庭科の裁縫は母親の助け無しには完成しなかった覚えがあるし、私のすんでいるアメリカでも、親に分からない宿題を手伝ってもらうというのはある程度認められた慣習のような気がします。(なんとか親に替わりにやらせてしまおうとする子供と、あくまで、子供にやらせて、自分はそのアシストに徹しようとする親との駆け引きが一種の風物詩だったりします。) ところが、それをお金を払って赤の他人にやってもらうとなると、話は別で、このニュースにTBされて記事をざっと拝読したところ、多くの皆さんは「お金を払ってやってもらうことの問題点」を指摘なさっているようです。まあ、それもそうなんですが、私は少し違うところに注目しました。 それは、この業者が大学生の卒論までも30万円程度で引き受けているというところです。 お金を払うとか払わないとかいう以前に、大学生の卒論までも他人にやらせるとなると、ちょっと問題なんじゃないでしょうか?そして、それをやってますなんて業者がおおっぴらに宣言するなんて...。 ここでも何度か触れたように、以前私はアメリカの大学で、教えていたことがありまして、そこで大きく問題になっていた、そして現在でも問題なのが、このレポートなどの提出物を他人にやってもらったり、他人のを丸写ししたりという行為が後を絶たないことでした。 というわけで、この記事に触発されて、アメリカにおける、学業上の不正行為事情について、少しばかり書いてみたくなりました。今回の話はレポートにおけるの部分に絞ります。 まず、タイトルを「カンニング事情」としましたが、これは和製英語でして、英語では"Cheating"といいます。ただ、これだと「ずるする」というような口語で、正式な用語としては不適切なので、通常"Academic Dishonesty"という用語が使われます。日本語では「学習上の不正行為」と訳されることが多いみたいですね。 で、このAcademic Dishonestyの中で、最もメジャーなのが、試験における不正(要するに日本で言う「カンニング」)と、レポートなどの提出物での不正の2種類です。ここでお話したいのは、レポートにおける不正、特に、自分以外の人の書いたレポートを自分のものと偽って提出することです。アメリカの大学では、学部のレベルでは卒論のような、一大プロジェクトを課することは少ないようですが、かわりにほとんどのクラスが、Term Paperと呼ばれる、その授業の総決算的なレポートを課します。これを誰か他人の書いたものを提出するというのが、代表的な不正です。 何故、自分のレポートを人に書いてもらっちゃいけないんでしょうね?いろんな考え方があるでしょうけど、アメリカの大学で一般的に信じられているのは、それが「盗作」("Plagiarism")に当たるからということです。大学というところは、自分のオリジナルの考えを作り出す方法を学ぶところというのが、(実際にはどうあれ)原則として受け入れられています。その考えに基づくと、人の書いてレポートを自分のものですといつわるというのは、大学教育の目的の根源的なものへの冒涜というわけですな。そんなわけで、Plagiarismに対する罰則はとても重いことが多いです。Term Paper級の大きなレポートを他人に100%やらせたのがばれたら、一発で放校もあるでしょう。 にもかかわらず、レポートを他人にやらせて、それで済ませようとする生徒はあとを絶ちません。楽して大学卒業しようという気質は洋の東西を問わないようですね。アメリカの大学の学部レベルでは、その手口にはいろいろありますが、そのうちの一つがインターネットを通じて買うなどして手に入れることです。。 ええ?インターネットでそんなの売っていいのぉ!? と思われた方。もちろん、そうした業者はレポートを買ってそのまま提出しなさいなんてことはいいません。彼らはそれらを「参考用レポート」として売るのです。売るほうは「これはあくまで参考用として売るのであって、そのまま提出してはいけません。」とサイトのどこかに書いてあるはずです。でも、もちろん、彼らは買った人がそれをそのまま提出するのをしっています。つまり、手に入れたレポートをどうするかは買った方の自己責任というわけ。 ちょっと話はそれますが、アメリカの禁酒法時代、お酒を売れなくなった酒屋さんが、かわりにぶどうジュースを売ったそうです。で、そのジュースには「注意書き」があって、「このぶどうジュースをこうしてこうしてこういう温度のもとでこういう条件で保存するとワインになってしまいますから、そうしないように」と書いてあったそうです。なんかそれを思い出してしまいました。 話を戻しましょう。具体的なサイト名を挙げるのは、さすがに日本語のブログとはいってもためらわれますので、"Term Papers"でぐぐってみてください。そういうサイトが死ぬほど出てきます。 そういうサイトが存在するということは、それを防ぐサイトもあるということですね。大学の先生向けの盗作防止サービスがやはり多数存在します。どういうサービスかというと、そこには、大量のレポートがストックしてあって、大学の先生が、生徒達に電子的に提出されたレポートを送ると、そのデータベースと照らし合わせて、酷似したものがないかを調べます。つまり、出来合いのレポートをそのまま提出して、それが過去に誰かが提出したものであって、そのサイトのデータベースに残っていれば、すぐにわかるというわけですね。 これを読んで、「そもそもなんで、どこかで買ってきたレポートをそのまま提出できるなんていうことが起きるわけ?同じ課題が出るの?」と思われた方、無理もありません。これには先生側のジレンマがあるのです。 Term Paperというのは、あるひとつの学期の中のひとつのクラスの総決算ともいえるレポートです。ですから、あまり特殊な重箱の隅をつつくようなトピックは適当ではないです。どうしてもある程度一般的で、しかも、その授業の本質と関わるようなトピックを選ぶことになります。そうすると、どうしても、どこの大学の同じクラスでも、似たり寄ったりな課題がでることになるわけですね。レポート販売業者は、そこを付いて、出がちなトピックに関するレポートを用意するわけです。 さて、こうしたサイトを使わなくても、実は出来合いのレポートを買って済ますことが出来ないようにする方法は他にもあります。私がやるのは、レポートのトピックそのものは一般的でも、形式をちょっと特殊なものに指定することで、一般に売られているものを提出したとしても、指定されて形式を使って書いてないということで、大幅に減点したり、時には受け取り拒否(これはやったことないけど)できるようにしておくのです。そのせいか、私が教えたクラスで、出来合いのレポートを提出した生徒はおそらくいないと思います。 さて、出来合いのレポートが駄目となると、次に考えられるのが、誰かにオリジナルのを書いてもらうという方法です。昔も今も、出来のいい友人に、何がしかのお礼を払って書いてもらうというのは後を絶たないようですね。これの問題点は、どうやら、その友人とやらの書くレポートの品質が極めてあてにならないことですね。私の同僚が学生時代に、寮内をバットを持って、「あいつ殺してやる!」といきまいて歩いている男に出会って、何事かと聞いたら、友人に金を払ってTerm Paperを書いてもらったら、D(落第ギリギリの最低の成績)がついて戻ってきたそうです。ま、自業自得なんですけど。 いい品質のレポートを手に入れたい生徒には、やはり、インターネットで買う手もあります。オーダーメイドのレポートをやはり「参考用」として書いてあげるというサイトもありますから。(custom term papersでぐぐって見てください。)お値段は少々高めで、私がざっとみた限りでは、ページあたり$7から$20ぐらいまであるみたい。Term Paperというと、学部でも最低10ページから、20ページぐらいは書かなきゃならないから、それなりのお金がかかることになりますね。 こちらのほうは、先生側はどうやって、防ぐのでしょうか?私は幸いやらずにすんだのですけど、例えば、その疑惑のかかった生徒を呼んで、そのレポートに関する口頭試問を行ったりすることがあるようです。自分で書いたものであれば当然答えられるような問題を出して、テストsるわけすね。また、私のある同僚が行ったのは、そのレポートをもとにいくつかのキーワードを抜いて穴埋め問題を作り、その生徒に解かせるということでしたが、聞くところによると、その生徒が、呼び出しを受けた時点で観念して素直に盗作を認めたために、試験は行われなかったとのこと。 ちなみに、私の教えていたクラスでは、個人にはそういう大きなTerm Papersは課されず、チームプロジェクトによる、チームペーパー(こちらのほうがはるかに盗作しにくい)を課していたので、大きな問題に直面することはありませんでした。いままでのお話の中で、私自身が行ったという例は、すべて、Term Papersよりも、小さめのレポートの話です。で、それらの小さなレポートで、生徒の不正を発見して、哀しい経験をしたことがありますが、それらの話や、また、もうひとつの「学習上の不正」の代表である、試験においてのカンニングなどの話は、またの機会に。
by sabretoothjapan
| 2005-06-28 11:09
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