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"Everything in Life is Only for Now."
これはB'wayのヒット作“Avenue Q”の最後の台詞です。 人生いいときも悪いときも決していつまでも続くわけじゃないんだから、投げず、腐らずその時々をなんとかやっていこうや。 この作品の根底をなすこのメッセージ、このブログのタイトルにしました。 ありがとう、エキブロ新聞 フォロー中のブログ
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俺がミュージカルを観て、レビュー(もどき)を書き続けることを、3年近く様々な形で支援してくださってきた、「日本の偉い人」については、ここでも何度も触れさせていただいているが、その中でも、俺がYahooに書いていたものに最初に注目してくださった、EmilyさんがNYにいらしたので、お時間を取っていただいて、お会いしてきた。実はリアルでお会いするのはまだ今回で2回目。 "Lennon"をご覧になるというEmilyさんと、Broadhurst劇場前で終演後に待ち合わせしたのだけれど、10時10分の待ち合わせ時間、俺が家を出るのに戸惑って、20分以上遅れてしまった。ああ、誰もいない劇場の前でレディをぽつんとひとりで待たせてしまったぁ~、とあせりつつ、劇場に着くと、Emilyさんはしっかり出待ちをなさっていて、丁度Julia Murneyといっしょに写真を撮っておられるところだった。ああ、よかった。といっても俺のへまが帳消しになるわけではないけど。 さて、Emilyさんと向かったのが、West VillegeのDuplexという、ピアノ・バーと、キャバレーが一箇所にまとめられたような場所。ここで、毎週金曜日の夜11時にに"Mostly Sondheim"と呼ばれるキャバレー・ショウがあるのだ。情報に疎い俺がこういうものを知っているわけもなく、これを見つけられたのは、もちろん、Emilyさん。 ひとことでいってしまうとこれは、「プロのミュージカル俳優・歌手による、ピアノ生オケパーティ」。集まるのは主に、自分自身もミュージカルの舞台に立つ俳優や、現役のキャバレー歌手達。といっても、超有名どころがくるわけではなくて、大半が全く知られていない人たち。それらのプロ達が、自分の楽譜をもち込んだり、あるいは、たくさん用意してある楽譜の中から、自分のレパートリーを選んで、ピアノ一台が置いてある舞台にあがり、そこにいるピアニストに伴奏をつけてもらって歌う。これを夜の11時から延々と続けるわけだ。ショウのタイトルは"Mostly Sondheim"となっているが、これはBarbara Cookの同名のショウとは関係がない。また、別にSondheimの曲のみを歌わなくてはならないということはない。ミュージカルの作品のナンバーか、ミュージカルの作者が作った曲ならなんでもOKとのこと。また、新進の作曲家が自分の曲をプロモーションとして歌うのもありらしい。 さて、中身はどうかというと、プロの歌手達が、カラオケの乗りで、自分のレパートリーを歌いだすとどうなるか、想像していただければよろしい。そう、めちゃめちゃレベルが高くなる。本人達もお酒が入っていたり、楽しんで歌っているので、緊張感や丁寧さはまるでない。好きな曲を好きなように歌っているし、歌詞を忘れて、ピアニストの楽譜を覗き込むとかいうのもあった。また、曲の解釈がなんか変だなーなんていうのもあった。それでもプロのレベルの生の歌を、立て続けに聴くことが出来るというのは楽しいものだ。司会もパーティーの乗りで進めるのですごく楽しいしね。必然的に常連が多くなるので、内輪ネタがバンバン飛び交い、話している内容がさっぱりわからんけど、まあ、それは気にしないこと。 こうした、プロの歌手達が、ノーギャラで専らお互いに聞かせっこするために歌っているのみて俺は、ああ、B'wayのパフォーマーの層の厚さはこういう形で作られて、保たれているのだなあと感じた。さっきも触れたが、ここに集まるのは、B'wayのスター達ではなく、もっぱら、仕事があったりなかったりという程度の俳優達だ。俺が見にいったときでも、司会がある常連らしきグループを見つけて「おい、XXXがサマーストックから戻ってきたよ!」と紹介したりしていた。ちなみにサマー・ストックというのは、夏の間にアメリカの地方で行われるどさまわり興行で、駆け出しの俳優達はそれらに参加して経験を積んで、そこからB'wayを目指すのだ。(L5YでCathyがオハイオにいったのもこれですな。)また、参加者の一人は、「彼は今度Theaterworks USAの新しいミュージカル、『シャーロットの贈り物』で役を手にしたんだ!お祝いしてくれ!」とか、紹介されていた。これはメジャーな非営利の子供向け作品をプロデュースしている団体。さらには、このショウのピアニストがStephen Schwartzの"Captain Louis"のミュージカル・ディレクターに選ばれたというので、大騒ぎしていた。 B'wayのパフォーマーたちは、全体としてレベルが高いだけではなくて、とてつもなく層が厚い。そして、その層の厚さは、こうした催し物によって土台となって支えられているのだ。メジャーなパフォーマーを目指す俳優達や、そうでなくても、パートタイム・プロとして比較的周辺的な場所で歌っていっている人たちにとって、こういう場所で、人前で歌う機会を持てるというのは楽しみでもあり、一つの経験でもあるのだろう。こういう場所が存在するからこそ、数多くのB'way予備軍たちが、パフォーマー生活を続けられるjのだ。 ここから、我らが日本の状況をかんがみるに、日本のパフォーマーのトップクラスはきっとB'wayの俳優達と比べても遜色ないと思う。しかし、層の厚さでいうと、全く問題にならない。俺が間接的に聞いた情報や、いろんな話から想像するに、ごく限られたトップクラスの俳優以外は急速にレベルが落ちるというのが現状のようだ。それは、メジャーなミュージカル・プロダクションがあるかないかというより、こうした、駆け出しのプロ、あるいはセミプロたちを支援するような場所の有無に原因があるような気がしてならない。Emilyさんがおっしゃっていた、「日本では、このレベルでうたえない人でも大きな舞台に立ってしまっているんですよねえ」という言葉が俺の心に残った。また、ピアニストをしていた人、出演者達が持ち込む楽譜を初見で見事に弾きこなして、伴奏をつけていた。Emilyさんによると、あのレベルでああいう技を出せる人も、日本ではなかなかいないらしい。おそらく彼はB'wayショウのオーディションのピアニストなどで、同様な経験を積んできたのだろう。 このB'wayのパフォーマーたちの内輪の集まり的な世界を、見る専門の俺たちが楽しむにはどうしたらいいか?俺はこれを、お手軽に生のそこそこに高いレベルでの音楽を、ドリンク代だけで存分聞けるチャンスとして楽しんだ。「そこそこに」なんていう書き方をしたのは、なんだかんだいっても、自分達が楽しんでいるレベルだから。中には、いまいちだなーと思えるパフォーマンスもあったのだ。例えば、"Companay"から"Being Alive"を歌った人がいたが、正直、自分に陶酔したような歌いっぷりで、ちっともよくなかった。また、冷静に聞いていると、ここで歌っている人たちの歌をCDに録音して聴きなおすと、がっかりすると思う。そのレベルだし、その程度に気軽に歌ってもいる。それでも、生で聞くミュージカル・ナンバーは素晴らしいのだ。そして、このショウ、カバー・チャージがない。つまりドリンク一杯パーで取って粘っていれば、いつまでも、聞いていられる。俺もEmilyさんもアルコールをたしなまないので、コカコーラを取った。実はこれはあんまり賢い方法とはいえなくて、こういうところのノン・アルコール・ドリンクはとっても割高。(5ドル!)だから、飲まれる方は、カクテルなりビールなり一つとって、延々と粘るのがよかろう。ちなみに俺たちは11時半の開始から2時前ぐらいまでいたが、終わる気配もなかった。 さて、Duplexを出た俺たちは、Emilyさんのステイなさっているミッドタウンまで戻った。この日1日まともに食事を取ってなかったので、空腹だった俺はEmilyさんに無理やりお願いして、24時間開いているWestWay Diner(ボスキャラとかがいらしたときにも、よく使うところ、9th Ave. between 43rd & 44th)にいって、食事をとりながら、いろいろミュージカルの話をした。俺とEmilyさんがミュージカルの話を始めると止まらん、止まらん。結局お開きは朝の5時。 なんで、こんなことを付け足したかって?この前の「エキブロ・ビッグ・アップル・ツアー」で出た、「スタバに朝の3時まで拉致して、ミュージカルの講釈」がハッタリでないことを示すために決まってるじゃん。 Emilyさん、引っ張りまわしてもうしわけない...orz.
by sabretoothjapan
| 2005-09-11 03:39
| 観劇記録
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