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食べたもの
夜:つまみあれこれ(カニと湯葉のサラダ、豚の竜田揚げ野菜あんかけ、御造り、鮭と高菜のチャーハン、カニと玉子の雑炊)、生オレンジサワー、生グレープフルーツサワー
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食べたもの
昼:ミニ弁当、海老かき揚丼、烏龍茶
夜:とんかつ、焼き鳥、野菜サラダ、ご飯、ダイエットペプシトゥイスト
歩数、消費カロリー数
12153歩、611.7kcal
浦島せばの小さな敗北と小さな勝利
NYという街には、全くの他人に対する小さな親切心で満たされていて、東京にはそれがないという話は、ここでも前に触れ、東京という街が他人に冷たいいうことを批判的に述べてきた。だから、東京にも出来るだけNYの(俺から見て)いいところをそのまま、持ち込んでやろうとはおもうが、そういう異邦人的行為がスムースに行く事はあまりない。そんな経験をこの日もした。
いつものように散歩に出て、近くの大きな公園の外周を歩いて回っていた時、大きな交差点の信号の前で止まっていた自転車が、青信号になったので横断歩道を渡ろうと漕ぎ出したところ、スピードに乗れずに派手にガッシャーンと転倒する場面に出くわした。
もしここがNYなら、こういうときにはたちどころに数人の人が駆け寄ってきて、大丈夫か、怪我は無いか、と心配してくれ、助け起こしたりしてくれる。俺もそういったNY流になれているので、反射的に駆け寄って、大丈夫ですかと声をかけ、助け起こそうかと思った。
が、次の瞬間俺は固まってしまった。もう夕刻で日没の直後ぐらいであtがりが暗かったので良くわからなかったのだが、自転車に乗っていたのは若い女性だったのだ。日本でこういう場面で助け起こそうとしたりすると、妙に警戒されたり、変な誤解を受けかねないケースがしょっちゅうなのは、アメリカに住む前からわかっていたので、すぐに手を出して助け起こそうとか、自転車の下に挟まった状態になった片足を楽に出せるように自転車持ち上げてあげるなんてことがスムースに出来なかった。これでもし荷物かごの中身が道路に転げ落ちていたりしたりしてたら、それを拾い集めてあげるなんてことも出来たのだが、それもなかった。かくして、倒れて自転車のしたからその人が自力で出てくるのを突っ立って眺めているという間抜けな光景を演じてしまった。まあ、もっともその人にはもう一人自転車に乗った連れの人がいて、その人も自転車から降りて助けるといったことはしていなかったのだが。
時間にしたら1分もかかってなかったと思うが、ようやく立ち上がったその女性に、「大丈夫ですか?気をつけてくださいね」という言葉をむなしくかけて立ち去った俺は、なんか妙なプチ敗北感をかみ締めながら、残りの散歩を終えて、アパートに戻った。
その入り口で、やはり同じアパートの住人らしい、年配の男性を追い越した。で、俺がドアを開けて入るときまだ、7、8メートル離れていたのだけど、ドアを支えて待つことにした。これもアメリカではごく普通の習慣。それを見たその男性、にっこり笑うとちょこちょこと小走りで走り出して、「いや~すみません、すみません」といいつつドアを通った。「いえいえ」という俺に、その人はやはりにこにこしながら、「いえね~、年取ると人から親切にされると嬉しいもんなんですよ~」といいつつ別の方角に去って行った。
浦島せばの本日の成績、1勝1敗。