WBCのおかげでなんやら突然一億みんな野球ファンの様相を呈している昨今の日本であるわけだが、俺もそのひとりで、15年ぶりに高校野球を見ている。で、浦島として一番違和感があったは、試合終了後の校歌斉唱。勝ったチームへの御褒美がその学校の校歌を流してやるっていうこと?なんかけちくさいなー、校歌ぐらい両校のを流してやればいいじゃん、と正直思った。こう思った背景には、アメリカでスポーツの試合で、国家吹奏を試合の前に行なうのを散々見たことがある。WBCでも散々流れたので日本でもおなじみになっていると思う。(開催国アメリカの国家までが流れたことに反発を覚えた人もかなりいたようだが。)校歌って言うのは、その学校の象徴だから、負けたほうの校歌を流さないっていうのは、なんかその学校全体を否定しているようにさえ思えてしまう。しかも、それが流れている間、負けた方はベンチ前に起立してそれを聞いてなきゃいけないなんて。それって屈辱じゃない?勝った方を褒めるのはいいけど、負けた方が惨めになるようなことをしなくてもいいじゃないと思ったのだけど。
てなことを考えていたら、あれま、最近の高校野球では、2回の表裏に両校の校歌を流すのね。これっていつ始まったのかなあ。どういういきさつで始まったのかなあ。