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"Everything in Life is Only for Now."
これはB'wayのヒット作“Avenue Q”の最後の台詞です。 人生いいときも悪いときも決していつまでも続くわけじゃないんだから、投げず、腐らずその時々をなんとかやっていこうや。 この作品の根底をなすこのメッセージ、このブログのタイトルにしました。 ありがとう、エキブロ新聞 フォロー中のブログ
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「スタートレック」のTVシリーズは、アメリカにいた時も見なかったし、どちらかというと、邪魔な番組だった。アメリカでの最初の2年を俺は、大学の寮で部屋にテレビがない状態で暮らしたのだが、寮のテレビラウンジで夜の6時からイブニングニュースを見たいと思っているのに、その時間帯に、テレビはいわゆる「トレッキー」と呼ばれる熱狂的スタートレックファンによって占領されていたのだ。 まあ、それでも、日本で放送されたテレビシリーズは何本か見てるし、主なキャラクターは知っている。今度の映画も、「バットマンビギンズ」のように、若きカーク船長とスポックが宇宙船エンタープライズのクルーとなるまでを描くという話だと聞いて、それなら楽しめるかなと思ったのと、結構評判がいいので、見に行くことにした。 一言で感想を言えば、よく出来た面白い映画だったよ。「スタートレック」についてほとんど知らなくても、楽しめると思う。 オリジナルのTVシリーズと関係づけて、あれこれ語るのは俺には無理なので、ここでは、俺の目に留まったあるポイントについて話しておきたい。 それは、エンタープライズのクルーの一人である、「スールー」という、おそらくや中国系とみられるキャラクターの存在だ。俺の記憶が確かなら、オリジナルのTVシリーズでは、そのキャラは「カトー」という日系のキャラのはずだ。それが今回は中国系になっている。 俺はその理由を最初は、おそらくハリウッドの商業主義の反映なのだろうと思った。つまり、人数で圧倒的な多数派である中国系のキャラを入れることで中国人、あるいは中国系アメリカ人にアピールしようとしたのだと思った。で、少数派の日本人はいまや切り捨てかよ~、寂しいな~と感じた。 だが、その後ちょっと考えて思い直したのだが、必ずしもそれだけが理由なのではないのだろう。なぜなら、オリジナルのTVシリーズからずっと、エンタープライズという場所は、アメリカ人の社会への理想が反映されている場なのだから。 その理想とは、「民族の調和と融合」だ。 エンタープライズには、様々な民族(地球の中での異民族同士だったり、他の星の民族だったりする)が一緒に「調和」して働いている。そして、その中心となるクルーのひとりのスポックは、地球人とバルカン人のハーフという「融合」の産物であり、両者のいいところを発揮もするが、両者の間に引き裂かれて悩んだりもする。 オリジナルのTVシリーズが出来た1960年代半ばから後半には、アメリカ人はこの「民族の調和と融合」の理想を素直に信じていたと思う。アメリカという国には様々な民族が調和して社会を作り、それらは混じり合ってやがて融合していくのだ、という考え方だ。それから40年、「調和」はいるけど「融合」いらないとか、いろんな考え方が出てきて、素直にこうしたシナリオは受け入れられなくなっていったのだけれども、それでも今なお、アメリカ人たちには、この「調和と融合」の考え方は魅力的に映るのだろうと思う。 1960年代の半ば、その調和の対象となるのは、日本人でなくてはならなかった。何しろ「たったの」20年前に、敵同士として戦い、日系アメリカ人を強制収容したりしたが、いまや共に冷戦を戦う仲間だったのだから。だから、エンタープライズのクルーに日系がいることは、ある意味必然だったのではなかろうか。 だが21世紀の初頭である今、その対象はもはや日本人である必要はない。その対象は、「たったの」20年前まで冷戦を相手であったロシア人(ロシア人クルーもいる)であり、関係は深まっているものの、その価値観の違いに不安を残す中国人でなくてはならないのだ。 そんな風に見てみると、「調和と融合」21世紀バージョンを示唆するエピソードは他にもある。例えば、士官候補生であるカークが恋に落ちる同僚の女性は黒人である(カークは白人)。これ、オリジナルのTVでやってたら、大変なことになってたよ~。おそらくや抗議活動が大規模に起きたと思う。こういうのを入れてくるのも、今度の映画の作者が、TVシリーズの描こうとしていたものを十分に意識していることの表れなのではと想像される。 ま、こんな小難しいこと考えなくてもよく出来た面白い映画なんだけどね。
by sabretoothjapan
| 2009-07-02 05:40
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