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"Everything in Life is Only for Now."
これはB'wayのヒット作“Avenue Q”の最後の台詞です。 人生いいときも悪いときも決していつまでも続くわけじゃないんだから、投げず、腐らずその時々をなんとかやっていこうや。 この作品の根底をなすこのメッセージ、このブログのタイトルにしました。 ありがとう、エキブロ新聞 フォロー中のブログ
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(以下の文章ネタバレ入ってます。) アカデミー賞も終わり、ノミネートされていた映画の上演も次々と終わるはずなので、その前に見ておかなくてはいうので行ってきた。 もし俺の解釈がとっぱずれて無かったら、これは「大人たちが『自分達のネバーランド』を探し出す物語」だ。ネバーランドとは「すべてが美しく穏やかで、いやなことは何も起こらないまま永久に変わらない場所」。いってみりゃあ「エデンの園」みたいな場所か? 子供達は親の庇護のもと、「ネバーランド」に住むことが出来る。いや、正確にいうといつでも「ネバーランド」に行くことが出来る。「素敵なこと」を考えるだけで、心の中はその素敵なものしか存在しない場所へと飛んでいくことが出来るのだ。だが、子供は大人になるに連れて、世の中には「素敵なこと」よりもそうでないことのほうがずっと多いことを知る。そしてそれに自ら対処することを覚えていくのだが、それと同時に自分の中の「ネバーランド」は忘却のかなたにと消え去っていくのだ。 ***** 劇作家のジェームズ(バリイ、「ピーター・パン」の作者)は自分の中のどこかに存在する「ネバーランド」を探し当て、そこに行きたいと考えている。そして、未亡人シルビアの4人の男の子達と交流することで、それを見つけ出す。またシルビアは、父親のあまりにも早い死によって、子供達が早くも「ネバーランド」を失いつつあることを心配し、そうさせまいと努力する。そしてその杞憂は、自らもが死の予感を感ずることによって増幅されるが、それを子供達に否定し続けることで、「ネバーランド」を失いつつある子供達になんとかそうさせまいと抵抗する。そしてまた、シルビア自身も自らの安らぎの場としての「ネバーランド」を探しているのだ。一方でその他の大人たちは、ジェームズとシルビアの行いを冷ややかに見つめる。 大人たちの行動に関わらず、子供達は成長する。父の死を受け入れ、母親もまた死につつあるのだという事実に直面することで、現実への対処を学んでいく。だがそれと同時に子供達の中の「ネバーランド」は消え去っていく。一方で、ジェームズは戯曲「ピーター・パン」を書き上演することで、自らの「ネバーランド」を見つけ出す。シルビアはそれを観ることによって自分の「ネバーランド」を見つけ出し、その安らぎとともにこの世を去る。 母の死を目の前にして、「ネバーランド」を失いつつある子供達に、ジェームズは「それがあると信じさえすれば」そこにはいけるのだ、と訴えかける。 ***** いい作品で、作者がやってみせたいことはよくわかった。(上に書いたような解釈で間違ってなければ。)でも、でもだ。どうしても俺はこの作品に感情移入できなかった。「ネバーランド」を見つけ出そうとする、ジェームズとシルビアの行動や、子供達にそれを失わせまいとする抵抗に対して、それを全面的に支持することができなかったのだ。何故だろう。 それは多分、俺自身が精神的には子供の部分があまりにも大きいので、俺の中に存在する「ネバーランド」から抜け切れていないのかもしれない。もちろん、俺はいい年で、現実の問題に対処する態度も技術もそれなりには身につけているつもりであるが、同時にそこから逃避したいという思いも強い。大人でも誰もが少しはその残像を持っていると思われる「ネバーランド」とは、ただ「素敵な場所」ではなくて、「素敵ではない現実から逃避するための場所」でもあるように、今の俺には思われるのだ。だから、「現実に対処する勇気」をなんとかして奮い起こそうとすることが多い大人(そんな必要があることが自分がまだ子供である証拠かも知れぬ)にとって、ジェームズの態度を素直には受け入れられないのだ。 そんなわけで、この作品の登場人物で一番親近感を受けたのは、子供達だ。現実を受け入れるのに悪戦苦闘するピーター(ピーターパンの直接のモデル)や、義母に大人として意見する勇気を身につけることで大人として成長する長兄などに、心の中で応援を送ってしまったのは…やっぱ俺の精神年齢が実は彼らに近いからなのかなあと、思ってみたりしたのであったわけだ。 まあ、これだけいろんな考えを刺激することが出来たのだから、この映画いいものであったことは間違いないわな。見てよかった。 次は何だ?"Million Dollor Baby"かな? ------------------------------------------ この映画のことを教えてくださった、Yuさんのこの記事にTBさせていただきました。ジェームズ・バリイという人には前から興味があったので、見逃さずにすんでよかったです。ありがとうございました。
by sabretoothjapan
| 2005-03-02 02:17
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